系統連系は3相3線式で運用

太陽光発電所を設置する場合に検討が必要なのが電力会社との連系方式を決定する必要があります。
設置場所の一番近い、電柱を調査します。もし、近くに電柱が無いと、設置場所まで電力会社の方で、
電柱や変圧器、配電線路等の工事が必要になります。負担金ですね。近くにあっても、変圧器の容量、
配電路など、電力会社での調査結果で工事負担金が決まります。

連系のパワコンを単相式か3相3線式にするかを決定する必要があります。

設置場所の電柱てす。

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この場所の配電線路は3相4線式の配電線路です。

単相か3相を決定する要素としては自分の考えは

1.パワコンは単相の方が、高価である。

3相の方が安いです。単相の方が取扱う電流が大きいです。したがっ て使用する部品などが大きくなり、筐体が大きい。また、20年間維持するに部品交換が必要ですが、部品代が高くつきます。

2.これが決めてですが電圧抑制がかかりにくいという事です。

パワコンには発電電圧が上がりすぎて一般の需要家への供給電圧が適正な範囲を逸脱しないように自働電圧調整装置(出力抑制機能)が組み込まれているからです。

適正な範囲というのは商用電源の電圧は電気事業法第26条、同施行規則第44条に規定されており、

呼称電圧[V]   標準電圧[V]

  100       101±6(95~107)
  200       202±20(182~222)

200Vの方が電圧の範囲が広い、すなわち電圧抑制がかかりにくい事を意味します。


電力会社に連系の申し込みをすると連系に際して、電圧上昇抑制整定値を○○Vに設定してくださいと電力会社から通知があります。パワコンの整定値をその指示通りに設定しないといけません。

実際に連系を開始して、たびたび電圧抑制(出力抑制機能)がかかり売電できない話を聞きます。
売電出来ないのは、発電所としては致命的です。


3.3相3線式の方が流れる電流値が1/√3になって電線が細く済みます。

  49.5Kwの設備の電流は 電流I[A]  = 発電電力P[W] / 電圧E[V]

  単相3戦式 I=49.5×1000 / 200  = 247.5[A]
  3相3線式  I=49.5×1000 / 200 / √3 =142.9[A]

上記に記述したのが理由です。

電力会社に申し込みを行い、工事負担金を収めると、設置場所の電柱の変圧器が変更になりました。

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配電線路と設備の引き込み電柱です。電力会社のCTと電力計が取り付いてます。

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集電箱とパワコンは最短距離に設置します。これも電圧降下を抑制する為。また接続電線も14㎡を使用。
集電箱のメインブレーカーと系統までの電線路も最短距離に、100㎡の電線で設置しました。
集電箱、パワコンも直射日光を避ける為、太陽光パネルの下に設置しました。


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パワコンのロータリースイッチで電圧上昇抑制整定値 (218V)に設定。MPPT起動設定を行う。

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すべて準備が出来たので、連系開始。太陽光発電を開始しました。系統電圧 203V バンザーイ

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数か月たったパワコンの表示です。今まで、何のトラブルなく順調に発電しております。

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この記事へのコメント

田舎もん
2016年08月18日 08:52
SMA良いですね~。
ちなみに、現在使っている単相のパワコンを
買い取り価格据え置きで三相に変更する事は出来るのでしょうか。
出力は同じ49.5kwでも
接続検討費用とか掛かるんでしょうか?
2016年08月22日 14:53
ブログ、見て頂いて、参考になれば幸いです。
経産省の認可が下りているので、これを変更することは、問い合わせてみないと、正しい回答にはなりません。私個人の意見では、難しいと思います。
電気事業者とは単相で接続で運転しているの三相に変更するのは技術的は出来ますが、電気事業者がその場所系統を調査する必要があるのと工事が伴うと思います。
すでに単相で接続して運転しているならば変更せずに運転した方が良いと判断します。もし電圧抑制が掛かっているのでしたならば、電気事業者に相談することをお勧めします。現場の電圧など、調査して善処してくれると思います。
田舎もん
2016年08月23日 09:47
ありがとうございます

電圧抑制の件で業者に問い合わせても施工に問題はありません。と言われてしまいます。
調べてみるとパワコンと集電盤と引き込み柱は近い方が良い
らしいのですが、引き込み柱と集電盤は6メートル、終電盤から1番遠いパワコンは15メートルくらいあります。
引き込み柱と集電盤のケーブルを太くして、パワコンを集電盤近くに移動すれば抑制は無くなると思いますでしょうか?
お手製ですがよろしくお願いします。
2016年08月23日 16:16
ブログ、見て頂いて参考になれば幸いです。
電圧抑制の仕組みをちょこっと説明します。
受電点の電圧をV2とします。引き込み柱の電力会社と接続したところ。
パワコンの出力の所の電圧をV1とします。
電流は電圧の高い方から、低い方に流れます。
すなわち、パワコンの出力電圧V1は絶対的に
V2の受電点電圧より高くなければ電流が流れません。
この意味することは受電点電圧が規定の107Vまで上昇した場合はパワコンの出力電圧は107V以上でないと電流が流れません。パワコンはこの電圧よりチョト高い電圧で運転します。電線に電流が流れると電線の抵抗があるので、電流I、抵抗R、オームの法則で電流×抵抗が電圧降下になります。受電点とパワコンの出力までの電線の抵抗分がこの電圧降下分、(I×R)です。
パワコンの出力電圧(V1)は
V1=IR+V2となります。
仮にIRの電圧降下分が2.75Vあったとするとパワコンの出力電圧は109.75Vになります。
パワコンの電圧抑制設定値がこの109.5Vに設定してあると、電圧抑制がかかる事になるのです。
従って、V2とV1との電圧降下が2V以上ある場合はこのV2とV1の配線を見直す必要があるという事になります。パワコンの出力と集電箱のMCBまでの配線、MCBから引き込み点まで配線の抵抗を極力小さくすること、すなわち電線は太く、配線距離は短くとなります。もし、この間の施工されている電線の規格で1mあたりの抵抗値が公開されていますの、計算できます。
2V以下に抑えないと、電圧抑制は無くならないと思います。
田舎もん
2016年08月23日 19:33
丁寧な説明して頂きありがとうございます。

V2の電圧が規定の107V以上に上昇するという事は
ありえない事なのでしょうか?
だとすると、配線の抵抗がやはり問題のようですね…
パワコン電圧抑制制定値は107.5Vです。
2016年08月23日 20:45
ブログ、見て頂いて参考になれば幸いです。
107V以上にはならないようにします。
これは商用電源の電圧は電気事業法第26条、同施行規則第44条に規定されており、単相100V 101±6(95~107)
となります。107V以上の電圧になるとその配電線路に接続している一般家庭に過大電圧となり機器が壊れる恐れがありますのでパワコン電圧抑制設定値は107.5Vに電気事業者は設定を発電事業者に設定させているのです。
ちなみに、田舎もんさんの周りに同じような太陽光発電所(50Kw未満)がたくさんありませんか。太陽光発電所の分譲タイプですね。この場合は、電圧抑制の設定値が107.5Vは発電所が多いと、どうしても系統の電圧が上昇するので各発電所はこの電圧設定になると思います。
とりあえずはどの位の頻度で電圧抑制がかかっているかを調査します。パワコンの遠隔監視はできますか。
田舎もん
2016年08月24日 04:59
いつもありがとうございます。
はい。その通りで、
すぐ近くには私の他に知人の49.5kw低圧が2つあります。
知人の発電所は1つは同じように抑制がかかりますが、
もうひとつは抑制は何もかかりません。
知人の発電所は2つとも引き込み柱と集電盤、パワコンはまとまって設置されております。
私の発電所含め、全て107.5Vで設定されております。
抑制頻度は晴天の日はほぼかかります。
長いときは40分以上です…細かい時間で10分とか、数分とかまちまちです。
ただ、集電盤から1番近いパワコンはほとんど抑制はかかりません。
遠隔システムはありますが、エコめがねなので、抑制は把握できません。
エコめがねはパワコン単相3台をひとくくりとして、発電量、売電金額しかわかりません。
なので抑制頻度は現場のモニターで確認してます。


2016年08月24日 10:10
ブログ、見て頂いて参考になれば幸いです。
同一の配電線路に接続されている抑制のかかってない発電所が配電線路上流(配電用変電所側)ですね、それから下流に接続されている発電所が電圧が上昇する傾向になります。知人さんの発電所は当ブログでも紹介しているような設備工事をされていますね。知人さんの抑制がかかる発電所は下流ではないでしょうか。また田舎もんさんは、同一配電線路に接続されていると推測されますが、下流だと抑制がかかりやすくなります。対策としては配線の電圧降下を少しでも抑える対策です。配線の貼り直しやパワコンの設置場所移動は費用もかかるとおもいますので、提案ですか、抑制のかかるパワコンから集電盤までの配線を同一配線をもう一本追加するのです。オームの法則で抵抗は、半分になります。実施するかは業者と相談の上、自己責任にて検討してみてください。
田舎もん
2016年08月24日 12:28
私の発電所が上流、下流なのかはわからないのですが
接続してある電線はそこしかないので私の発電所と知人の発電所は同一配電線だと思われます。

業者さんに集電盤とパワコンの配線をもう1本追加してもらえるように相談してみます。
ありがとうございます!
ちなみに私の発電所は140%の過積載で知人の発電所は120%の過積載ですが、過積載率が抑制に関係する事はあるのでしょうか。

2016年08月24日 13:18
ブログ、見て頂いて参考になれば幸いです。
過積載は関係ありません。パワコンの発電電力が早く立ち上がり、ピークカットになり、パワコンの最大電力で運転するのです。電圧抑制は、電圧が上昇するので、電流を流さないので売電出来ない状態になります。田舎もんさんの設備は5.5Kw×9台の49.5Kwの構成で設備されていると思われますがパワコンと集電盤まで電線には27.5Aが最大電力を発電している時に流れます。5.5mmの電線で配線されていると思われますが3.33(Ω/km)が電線抵抗(軟銅)15m引き回していると3.33×0.015=0.04995、電圧降下は27.5×0.04995=1.37Vです。計算上です。
電線の太さ8mmでは2.31(Ω/km)14mmで1.3(Ω/km)です。現状の電線の種類はいくつですか。
田舎もん
2016年08月24日 15:08
お世話になります
業者に聞いたところ5.5㍉のようですね…
パワコンと集電盤の配線をもう1本追加して欲しいと伝えたところ
とりあえず、近々来てみてくれる事になりました。
通常5.5㍉では細いのでしょうか?
集電盤と引き込み柱の間の配線は6メートルだといくつくらいの太さが適切なのでしょうか?
業者さんと話す時の知識も必要かと思い
質問ばかりですみません…
2016年08月24日 23:42
ブログ、見て頂いて参考になれば幸いです。
5.5m㎡のCV3心の場合は44Aです。27.5Aは流せます。
8m㎡で54Aです。出来ればこちらの方が良いでしょう。
集電盤のメインMCBから引き込みの電線は247.5Aを流さないといけません。CVTの100m㎡だと290Aです。150m㎡で380Aです。参考にして下さい。
田舎もん
2016年08月25日 06:10
はい。参考にさせていただきます。
ありがとうございます!
また報告させていただきます。
わからない事が有りましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
田舎もん
2016年09月02日 08:12
パワコンから集電盤までの配線を増やして
抑制解消しました!
100パーセントではないのですが、ほぼ影響ありません。
本当にありがとうございました。

これを教訓に新設の太陽光発電には配線、設置場所等もよく考えて設置します。
そこで、また質問させて下さい。
新しい設備ではSMA三相を使おうと思っているのですが、
電力会社の絶縁トランスは設置されましたでしょうか?
当方東北電力管内です。
よろしくお願いします。
2016年09月02日 17:31
ブログ、見て頂いて参考になれば幸いです。
電圧抑制、解消したとの事。良かったですね。
折角の発電電力を売電できないのは、面白くないですよね。本来ならば、この辺は業者の方々がプロなのですから適切に設計、設置するべきものなのですが。
で、絶縁トランスの設置の有無は、電力会社の判断です。当方は東京電力管轄なので、絶縁トランスなしで、トランスレスタイプのSMAパワコンは採用できますが、東北電力は当方では、わかりません。直接、東北電力に問い合わせて回答を貰う事をお勧めします。
田舎もん
2016年09月03日 07:43
はい。
わかりました。問い合わせてみます(^ ^)
ありがとうございます。
田舎もん
2016年09月03日 09:56
単相の発電施設から200メートルほど離れたところに
三相のパワコンで設置しようとしております。
電力会社の電線は同じだと思うのですが、単相で作られた電気と三相で作られた電気は同じ電線を使って送られるのでしょうか?
それとも、単相で作られた電気と三相で作られた電気は別々な電線を使って送られるのでしょうか?
同じ電線の場合、抑制のリスクも増えるのかと思いまして…
初歩的な質問ですみません…(⌒-⌒; )
2016年09月04日 09:47
ブログ、見て頂いて参考になれば幸いです。
電柱を見ると、一番上に3本の配線が見えると思います。一般の町中の配電線路は6600Vの3相交流です。太陽光発電所(50Kw未満)の連系はこの配電線路に接続されます。住宅地などは3相動力を基本的に使用しませんよね。現在は単相3線式すなわち3本はあるのですが、3相ではありません。電柱の上、横に配線してある6600Vを変圧器で単相3線式にして電柱の下、縦に3本配電されています。この3本で一般家庭に接続しています。町中はこれでOKですが動力が必要な場合は6600Vを200Vの3相にして配電することが必要です。この場合は3相と単相を2系統は経済的に不都合なので、3相4線式が採用されています。4本の配電することで、電灯と動力を同時に供給することが出来るのです。従って、田舎もんさんの電柱のしたの配電線路が4本で配電されていれば、単相、3相どちらでも基本、連系できると思います。もし3本の単相3線式のみだと、3相で申請すると3相動力の配線に変更する必要性が出てくるので、大きな工事負担金が請求されるかもしれませんし、また、3相は連系出来ないと電力会社から言われるかもしれません。その場所の管轄する東北電力支社に問い合わせて、見ないとわかりません。
田舎もん
2016年09月04日 14:23
いつも詳しく説明していただきありがとうございます^ - ^
電力会社に問い合わせて三相接続できれば、連携費用も考慮の上、三相でいきたいと思います。

仮に単相接続した場合、現在稼働中の発電所にも影響が出る可能性はありますか?
2016年09月04日 18:02
ブログ、見て頂いて参考になれば幸いです。
これは前にも説明した様に、配電線路の配電変電所に近い発電所から遠い発電所では遠い発電所の方が電圧抑制がかかる率が高いと思われます。要するに、発電所は逆潮流で配電線路に電流を流すので、少しでも電圧降下が少なくなるようにするしか方法はありません。稼働中の発電所が配電変電所に近く、その後に連系した場合は連系した発電所の方が電圧抑制がかかる率が理屈上は高くなると思います。単相の場合はどうしても107Vまで
という規定がありますので、しかたがありません。
田舎もん
2016年09月05日 04:48
再度の返答ありがとうございます^ - ^
連携費用に大差が無ければ三相が良い事がわかりました。
一時電圧抑制で悩まされてたので、抑制に関して敏感になっている次第ですm(_ _)m
chieppy
2016年09月10日 20:00
はじめまして
SMAトライパワー三相の引込線と、データ収集のルータ用電源としての単相2線式の引き込み線は同じ1号柱から同じ電柱経由で取っていますか?
また単相2線式は定額電灯契約でしょうか? ブレーカー構成も教えてください。
田舎もん
2016年10月24日 13:35
ブログ参考にさせていただいてます。
終電盤~のケーブルは100ミリをお使いのようですが
電気施工業者は終電盤~のケーブルは3本なので、60ミリで大丈夫といのですが、問題ないのでしょうか?

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